11月29日までおこなわれている西多摩地域観光型MaaS実証実験 青梅MaaS 『TAMa-GO(たま・ごー)青梅』を体験してみました!

みなさまこんにちは!

青梅市吉川英治記念館です!

今回は2021年11月9日火曜日から始まった、西多摩地域観光型MaaS実証実験 青梅MaaS『TAma・GO青梅』とはどんなものなのかを実際にお客さんとして体験してみましたのでその模様をお伝えしていきます!

 

MaaS(マース:Mobility as a Service)とは―
地域住民や旅行者一人一人の移動ニーズに合わせて、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスです。

観光や医療など、目的地での色々なサービスと連携することによって、移動の利便性向上や地域の課題解決に資することを目指しています。

今回実施する青梅市内での実証実験では、専用のスマートフォンサイトならびにアプリにおいて、「エリア内の観光情報や行程作成機能等の提供」「経路検索機能の提供」「Webチケットの販売」「デマンド交通の運行」などさまざまなサービスを提供します。

青梅観光ガイドHPより引用

 

この西多摩地域観光型MaaS実証実験 青梅MaaS『TAma・GO青梅』は、京王電鉄株式会社と株式会社京王エージェンシーが主催となっています。

 

青梅市吉川英治記念館は青梅ミュージアムパス対象施設として参加しています。

 

それではさっそく青梅MaaS 『TAMa-GO(たま・ごー)青梅』のサービスをご紹介していきます!

 

 

 

 

青梅周遊パス(バス1日券)

青梅市内発着のバスに1日乗車出来るフリーパスです。

 

期間中の2021年11月29日㈪までのお好きな日に利用できます。

 

料金は大人700円(税込)・小児350円(税込)
※未就学児は大人1人につき2名まで無料です。

 

↓の図のように青梅市内のバスの乗り降りが自由となっています。

 

対象エリア
東京都交通局
西武バス
西東京バス

 

 

青梅周遊パスプラス(バス2日券+御岳山ケーブルカー往復券)

青梅市内発着のバスに2日間乗車できるフリーパスと、御岳登山鉄道(ケーブルカー)の往復乗車券がセットになったチケットです。

 

大人2,500円(税込)・小児1,250円(税込)
※未就学児のケーブルカー利用は大人1人につき1名まで無料です。バス利用は大人1人につき2名まで無料です。

 

こちらも11月29日㈪までの好きな日に利用出来ますが、11月29日㈪に利用開始した場合は11月29日のみ利用可能とのことです。

 

対象エリア
東京都交通局
西武バス
西東京バス
御岳登山鉄道(往路)滝本駅→御岳山駅
御岳登山鉄道(復路)御岳山駅→滝本駅

 

 

御岳登山ケーブルカー往復乗車券

御岳ケーブルカー往復乗車券は大人1,130円・小児570円です。
※未就学児のケーブルカー利用は大人1人につき1名まで無料です。バス利用は大人1人につき2名まで無料です。

 

デマンド交通わくわくタマ号

青梅周遊パス(バス1日券)または青梅周遊パスプラス(バス2日券+御岳山ケーブルカー往復乗車券)のどちらかを購入するとデマンド交通の「わくわくタマ号」が無料で利用出来ます

 

わくわくタマ号は相乗り型のシャトルタクシーです。

 

日時によって運行エリアが変わります。

 

御岳ー吉野梅郷エリア
運行日時
11月13日(土)・14日(日)・20日(土)・21日(日)
10:00~16:00
●御岳駅(MITAKE TERRACE駐車場)
●玉堂美術館
●沢井駅(小澤酒造駐車場)
●櫛かんざし美術館
●煉瓦堂朱とんぼ
●青梅市吉川英治記念館

 

塩船観音エリア
運行日時
11月23日(火・祝)・27日(土)・28日(日)
10:00~16:00
●青梅駅(公衆トイレ前)
●青梅鉄道公園(永山公園駐車場)
●吹上しょうぶ公園入口(吹上しょうぶ公園入口バス停付近)
●塩船観音寺
●花木園
●岩蔵温泉(儘多屋駐車場)
●内沼きのこ園

 

青梅ミュージアムパス

TAMa-GO(たま・ごー)の特徴として、当館も参加している「青梅ミュージアムパス」

 

これは期間中、大人1,000円(税込)、小児500円(税込)で対象施設を何度でも入場、入館できるサブスクリプション(定額料金)型のパスです。

 

対象施設は以下の通りです。

青梅ミュージアムパス対象施設
●青梅市吉川英治記念館
●塩船観音つつじ祭り入山料
●青梅きもの博物館
●昭和レトロ商品博物館
●昭和幻燈館
●櫛かんざし美術館
●玉堂美術館
●青梅宿津雲邸
●青梅鉄道公園
●武蔵御嶽神社宝物殿

 

青梅グルメチケット

他にも青梅市内で使えるグルメチケットというのも販売されています。

 

このチケットを使うと通常の価格より安くなったり、このチケット限定の特別メニューがいただけるそうです。

 

以上が、11月29日㈪まで行われる青梅MaaS 『TAMa-GO(たま・ごー)青梅』の内容となっています。

 

これらは全てスマートフォンの専用サイトから登録、購入、予約出来るようになっていて、利用するにはクレジットカードが必要になります。

 

TAMa-GO(たま・ごー)青梅の詳しい内容、料金等はこちらのサイトをご参照下さい。

https://tama-go.jp/nishitama/

 

TAMa-GO(たま・ごー)青梅体験レポ

ここからは青梅MaaS 『TAMa-GO(たま・ごー)青梅』を実際に利用してみた模様をお伝えしていきます!

 

今回購入したwebチケットは以下の通りです。

 

大人1人
青梅周遊パス(バス1日券)…大人700円
御岳山ケーブルカー往復乗車券…大人1,130円
青梅ミュージアムパス…1,000円
計2,830円

 

観光したルートは以下の通りです。

 

スタート
青梅市吉川英治記念館

御岳神社

武蔵御嶽神社宝物殿

玉堂美術館

櫛かんざし美術館

ゴール
青梅市吉川英治記念館

 

 

青梅市吉川英治記念館→御嶽駅

最初は青梅市吉川英治記念館からスタート。

 

この日は11月13日㊏だったので、青梅周遊パスまたは青梅周遊パスプラスを持っていればデマンド交通「わくわくタマ号」が無料で利用できる日でした。

 

デマンド交通「わくわくタマ号」を利用するには、スマートフォンを使ってTAMa-GOのサイトからわくわくタマ号の予約ページにいき、自分の情報を登録して乗車場所と降車場所、希望時間を予約します。

 

予約の希望は7日前から20分前まで受付できるようです。

 

各乗降場所には目印としてのぼり旗が立てられていて、初めて利用する方にも分かりやすくなっています。

 

当館駐車場に設置されているのぼり旗はこんな感じです。

 

ちゃんと名称も入っているのでわかりやすいですね。

 

 

予約していたわくわくタマ号が到着しました。

 

 

フロントガラスに「デマンド交通わくわくタマ号実証実験中1号車」とPOPが掲示されてます。

 

期間中は1号車と2号車が走っているようです。

 

 

運転手さんに予約受付番号か登録した名前をお伝えし、青梅周遊パスのwebチケット画面を見せればOKです。

 

相乗り型なので他に予約していた人がいたら一緒に乗る形になりますが、この日はいなかったようで貸し切りでの出発となりました(贅沢)

 

 

御岳駅の乗降場に到着しました。

 

 

御岳駅の乗降場所は「MITAKE TERRACE」の駐車場です。

 

バス停「御岳駅」→バス停「ケーブル下」→滝本駅

御岳駅からケーブルカーのある最寄りのバス停「ケーブル下」までバスを利用しました。

 

青梅周遊パスでバスを利用するには、バスに乗った時に整理券が発券していたら整理券を取り、降りる時に整理券を入れつつ青梅周遊パスの画面をバスの運転手さんに提示します。

 

バス停「ケーブル下」に到着。少し歩くとケーブルカー乗り場の滝本駅に到着。

 

ケーブルカーに乗車する時は係員さんに御岳ケーブルカー往復乗車券のwebチケットを提示しながら一緒に操作をします。

 

御岳ケーブルカー往復乗車券のwebチケットには往路と復路の2つの画面があるので、間違えないように係員さんと一緒に画面を進めていくのがいいと思います。

 

 

御岳山駅→御岳神社→武蔵御嶽神社宝物殿

 

ケーブルカーが御岳山駅に到着。

 

ここからは徒歩で御岳神社に向かいます。

 

 

御岳神社には大人500円、小人300円で入館できる武蔵御嶽神社宝物殿があります。

 

こちらも青梅ミュージアムパスで利用出来ます。

 

青梅ミュージアムパスの使い方は、青梅ミュージアムパスのwebチケットを起動→画面の下の方にある「カメラを起動」をタップ→各館に設置してある専用QRコードを読み込む→対象施設の名称が出たらOKを押す~といった流れになりますが、スタッフも一緒に画面を確認させて頂きますので、青梅ミュージアムパスの画面を開いてから受付スタッフに青梅ミュージアムパスを使いたい旨をお声がけ頂けるとスムーズにいくかと思います。

 

 

↓は青梅市吉川英治記念館に設置しているQRコードです。

このQRコードが各対象施設に置いてあります。

またデジタルスタンプラリーというのも行っています。

 

各対象施設にキーワードが掲示されていて、それを入力するとデジタルスタンプがもらえます。

 

3個以上集めると先着でフリーズドライの御岳汁がもらえますので対象施設を訪れたらキーワードを探すのを忘れないようにしましょう!

 

この日の武蔵御嶽神社宝物殿の展示は国宝の大鎧が展示されていた他、刀や占いに使っていた道具などの貴重な品々が展示されていました。

 

 

また、御岳山は天気も良く紅葉が見ごろを迎えていて綺麗でした。

 

 

御岳山駅→滝本駅→ケーブル下→御岳駅

 

御岳山の紅葉を満喫したあとは再度、御岳ケーブルカー往復乗車券を使って降りていきます。

 

ケーブルカーで下山したらバス停の「ケーブル下」からバスを利用して御岳駅まで向かいます。

 

 

御岳駅→玉堂美術館

次の目的地は玉堂美術館。

 

御岳駅から玉堂美術館までは歩いて3分ぐらいの距離なので、御岳周辺の景色を楽しみながら徒歩で移動します。

 

青梅の名誉市民であり、近代画家の巨匠川合玉堂の作品が展示されている玉堂美術館。

 

入館料は大人500円、大学・中学・高校400円、小学生200円。

 

展示もさることながら庭園がとても美しいのでお近くにお立ちよりの際はぜひご覧頂けたらと思います。

 

玉堂美術館を満喫した後は櫛かんざし美術館へ向かいますが、少し距離があるので「わくわくタマ号」を利用します。

 

玉堂美術館のわくわくタマ号乗降場は、玉堂美術館を出て坂を上り、吉野街道という道路に出ます。

 

道路に出たらその向かい側にある駐車場がわくわくタマ号玉堂美術館の乗降場になります。

 

 

ここの駐車場はトイレもついています。

 

 

玉堂美術館→櫛かんざし美術館

玉堂美術館から櫛かんざし美術館までは約2㎞の道のりです。

 

歩いていくと20分ぐらいかかりますが、車で行くと約2分で到着します。

 

櫛かんざし美術館のわくわくタマ号乗降場は櫛かんざし美術館敷地内の駐車場です。

 

櫛かんざし美術館は、岡崎智予さんという方が収集した櫛やかんざしなどが多数展示されています。

 

繊細で煌びやかな展示もさることながら、館内から望める多摩川の景色がとても美しいです。

 

入館料は一般600円、学生500円、小学生300円でした。

 

櫛かんざし美術館を満喫したらゴールの青梅市吉川英治記念館までわくわくタマ号を利用します。

 

櫛かんざし美術館→青梅市吉川英治記念館

青梅市吉川英治記念館に帰ってきました。

 

利用まとめ

今回のwebチケットを購入した料金と、通常の料金ではどのくらい違うのかも調べてみました。

それぞれの料金は大人料金で計算しています。

あくまでも目安としてご参考下さい。

 

デマンド交通「わくわくタマ号」利用…3回
➀青梅市吉川英治記念館→御岳駅(約1,530円)
➁玉堂美術館→櫛かんざし美術館(約650円)
③櫛かんざし美術館→青梅市吉川英治記念館(約810円)
※タクシー料金の目安はyahoo!乗り換え案内参照

 

周遊パスを使ってバスを利用した回数…2回
➀御岳駅→ケーブル下(284円※IC利用時)
➁ケーブル下→御岳駅(284円※IC利用時)

 

ケーブルカー利用…往復
➀滝本駅→御岳山駅
➁御岳山駅→滝本駅
(往復1,130円)

 

青梅ミュージアムパスを利用した回数…4回
➀武蔵御嶽神社宝物殿(500円)
➁玉堂美術館(500円)
③櫛かんざし美術館(600円)
➃青梅市吉川英治記念館(500円)

 

通常利用した場合に掛かるおおよその料金
合計約6,788円

 

今回購入した「TAma・GO青梅」のwebチケットの料金
青梅周遊パス(バス1日券)…大人700円
御岳山ケーブルカー往復乗車券…大人1,130円
青梅ミュージアムパス…1,000円
合計2,830円

 

でしたので、同じルートを利用したら3,958円分お得になりました!

 

今回は青梅市吉川英治記念館からスタートしたので、この価格差ですが、青梅駅からバスを使ったりグルメチケットを使ったりすればもっとお得になったと思います。

 

料金のお得さもさることながら、バスが行かないルートや乗り継ぎしにくいところもデマンド交通がカバーしていたのと、事前にクレジットカードで清算しているのでスマートフォン1つだけで完結でき、スムーズに色々な場所に訪れる事が出来て大変便利でした。

 

使えば使うほどお得になる、西多摩地域観光型MaaS実証実験 青梅MaaS 『TAMa-GO(たま・ごー)青梅』は11月29日月曜日までですのでぜひご利用下さい!

 

みなさまのお越しをお待ちしていますm(_ _)m

 

西多摩地域観光型MaaS実証実験 青梅MaaS 『TAMa-GO(たま・ごー)青梅』
https://tama-go.jp/nishitama/