昭和10年代から終戦にかけての吉川英治は、『宮本武蔵』や『新書太閤記』、『三国志』、『源頼朝』など数多くの作品を発表した時期であります。
また、歴史小説家の人気作家として地位が向上するとともに、文子夫人との出会いや吉野村への転居など、生活も充実した時期の一つと言えます。
本展示では、この間に著された作品『宮本武蔵』や『新書太閤記』などにも焦点をあて、自筆原稿、挿絵、また、時のエピソードや本作品を原作とした映画ポスター等関連資料を展示しながら、当時の暮らしなども紹介します。
あわせて令和4年度の寄贈された作品も展示します。